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幽霊は実在するのか?しないのか?

ハイズヴェルの幽霊事件

 人類は長く心霊の問題をまともに取り扱ってこなかった。「幽霊の正体見たり枯尾花」などと言って一笑に付してきたのである。ところが1848年に、アメリカ・ニューヨーク州のハイズヴェルという寒村で起きた幽霊事件をきっかけにして、この種の問題が本格的に現代科学の方法でもって真剣に研究されるようになった。

ハイズヴェルの幽霊事件とは、ポルターガイスト ( 誰もいないのに家具が動いたり、音がしたりする心霊現象 ) によって村中が大騒ぎになった事件をいうのだが、話の内容は次のようなものである。ハイズヴェルで農業を営むジョン・フォックスの家で、ある日どこからか物を叩く音がした。それだけでなく、家具を引きずる音がしたり、実際に家具が動いたりした。

そこに何者かの存在を感じ取ったジョンの10歳の娘、マーガレットとその妹である7歳のケートが、無邪気にも目に見えない相手に向かって、「幽霊さん、幽霊さん、イエスの時はトントンと2回音を鳴らして下さい」と呼びかけ、意思の疎通をはかろうとした。すると驚いたことに、相手からすぐ音の反応があり、音を通しての会話が成立したのである。

これが噂で近隣に伝わると予期もせぬ大騒動となり、村の責任者によって調査されることになった。早速、村の責任者達はフォックス家に集まった。まず音の会話ができるかどうか試してみたところ、明らかに会話が成立することが分かった。

  不思議な気持に襲われた一同は、極自然に音の発信者の身元に興味を抱き、見えざる相手に次々と質問した。その結果、音の発信者は、30歳の行商人で、名前をチャールズ・ロスマといい、フォックス家が移住してくる前に、この家で惨殺され地下室に埋められた人間であるということが分かった。

そこで一同は、死霊の言うことが本当かどうか、地下室を掘ってみた。だが水が多く出た為中止し、再度、夏に掘ってみたが遂に証拠となるものは得られなかった。しかしそれから56年の後、地下室の壁の間から行商人と見られる人骨が発見されたのである。

このような幽霊事件は、超心理学が発達している今日では、さほど珍しいことではない。しかし、心霊研究が全くなされていなかった当時のアメリカ人にとっては大変な驚きであった。これ以来、心霊に対する関心が米国で急速に高まり、真面目に研究しようとする科学者も出てきた。 米国科学界の第一人者でペンシルバニア大学の化学教授を務めていたロバート・へーアなどは、その代表格といっていい。

 

引用元
「死後の存在」
著者: 中根繁
発行所: 真流一の会
p101〜p112




※ 真流一の会の許可を得て掲載しいている文章です。





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