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活発になされている超心理学の研究

 

嘲笑や圧力

  第3の社会的な圧力とは、超心理現象を迷信、オカルトと混同して馬鹿にする科学者や、唯物論的偏見から感情的に反発する科学者らが構成する世論からの嘲笑や抑圧のことである。福来友吉と交流のあった生物学者の中沢信午は自著の中で、超心理研究が異端視される現状を、「日本では、超心理問題に関心ある科学者は、隠れキリシタンのように、その関心をひそかに内蔵していなければならない感がある。

  幸いに今日では言論の自由が保証されているから、超心理が政治的弾圧を受けることはない。それでも『あの人は超心理を信じているらしい…』などと、ひそひそと噂に上るのは確かである」と述べている。 第3者から見れば、嘲笑ぐらいなんだと思うかもしれない。しかし名声を求める科学者達にとって、嘲笑は人一倍恐いものなのである。

  イギリスの生物学者・ダーウィンは、進化論が世の嘲笑を招くのではと『種の起原』の出版を20年も延期した。アメリカの著名な心理学者、ウイリアム・ジェームスも、超心理学の研究をすることによって嘲笑を買い、それまで築いてきた名声を失うのではと恐れを抱いた。歴史を見れば明らかだが、偉大な研究、進歩的な研究ほど嘲笑を買いやすく、その嘲笑が科学者の足を引っぱり、なすべき研究を躊躇させたり、断念させたりするのである。

  嘲笑 よりもっと深刻なのは、反対者の抑圧行動である。日本の超心理学の先駆者、福来友吉の念写発見は世界に誇り得る偉大な発見だが、当時の東大の物理学者達は、福来の研究を蛇蝎のように嫌い、福来に迷信にとらわれた似非科学者というレッテルを無理矢理張り付けて、遂には謀略をもって東大から追放した。

  福来の被験者だった念写能力者の高橋貞子は、大正2年の春のある日に、「今後生命に注意せよ」という脅迫を受けた。実際に数日後、江戸川付近を歩いていたところ、刃物を振りかざした書生風の男に切り付けられた。

  ファラデー、ティンダル、ハッグスリーは英国が誇る世界的な科学者達だが、彼らは超心理現象についての報告を否定し、実証例さえも認めなかった。それだけではなく、超心理現象を研究しようとする仲間の科学者を中傷したり、研究の業績を歪曲したりして執拗に妨害した。洋の東西を問わないこれらの抑圧行動が、超心理学の発展を大きく遅らせたことは言うまでもないが、これからも陰湿な抑圧行動によって発展が妨げられるであろうことは想像に難くない。

 

引用元
「死後の存在」
著者: 中根繁
発行所: 真流一の会
p112〜p123








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